湊(みなと)小学校の6年生、36名の卒業式でした。
式場は校舎1階の図工室。
1階の天井まで来た津波で、その図工室の中には、
数日前までは津波で押し流されて来た1台の車と 泥で、
とても式を行えるような状況ではありませんでした。
そして、学校を包む雰囲気も
とても卒業式を行えるようなものではなかったそうです。
でも、『それではこどもたちがかわいそうだ。』
『こどもたちにエールを送ろう!』 と、式を行うことを決めたそうです。
しかし、体育館はとても使えるような状況じゃない。
そこで、先生や父兄の方、 め組やボランティアの方々が力を合わせて、
図工室の中にあった車を外に出し、
泥を片付け、窓を何回も何回も拭いて、、、 飾り付けもして、
今日の卒業式が行われたのでした。
今日は学校中に感動の空気が溢れてて、
図工室のなかは、始まる前からすすり泣きが聞こえていました。
校長先生からひとりひとりに手渡された真っ赤な卒業証書。
それは、なんと被災から17日間水の中にあったそうです。
でも金庫の中に入れてあったため、
ほとんど綺麗な状態でこどもたちの渡すことができました。
校長先生は、ひとりひとりの生徒に
力強い言葉をかけ真っ赤な卒業証書を渡していきました。
最後に校長先生は卒業生へこんなメッセージ贈りました。
『夢であってほしいと願っている人がたくさんいます。でも現実は現実です。変えることはできないんだと思います。変えることが出来るのは、みなさんの未来。生きていればできることはたくさんあります。ここから出発です!ここからがスタートだ!という気持ちを持ってほしいのです。こんな人間になりたい!と いう夢を持ち努力を続けていってください。』
先生のこころからの未来への励ましのメッセージに、胸が熱くなりました。