2011/03/29

卒業・・・・・

湊(みなと)小学校の6年生、36名の卒業式でした。

式場は校舎1階の図工室。

1階の天井まで来た津波で、その図工室の中には、

数日前までは津波で押し流されて来た1台の車と 泥で、

とても式を行えるような状況ではありませんでした。

そして、学校を包む雰囲気も

とても卒業式を行えるようなものではなかったそうです。

でも、『それではこどもたちがかわいそうだ。』

『こどもたちにエールを送ろう!』 と、式を行うことを決めたそうです。

しかし、体育館はとても使えるような状況じゃない。

そこで、先生や父兄の方、 め組やボランティアの方々が力を合わせて、

図工室の中にあった車を外に出し、

泥を片付け、窓を何回も何回も拭いて、、、 飾り付けもして、

今日の卒業式が行われたのでした。

今日は学校中に感動の空気が溢れてて、

図工室のなかは、始まる前からすすり泣きが聞こえていました。

校長先生からひとりひとりに手渡された真っ赤な卒業証書。

それは、なんと被災から17日間水の中にあったそうです。

でも金庫の中に入れてあったため、

ほとんど綺麗な状態でこどもたちの渡すことができました。

校長先生は、ひとりひとりの生徒に

力強い言葉をかけ真っ赤な卒業証書を渡していきました。

最後に校長先生は卒業生へこんなメッセージ贈りました。

『夢であってほしいと願っている人がたくさんいます。でも現実は現実です。変えることはできないんだと思います。変えることが出来るのは、みなさんの未来。生きていればできることはたくさんあります。ここから出発です!ここからがスタートだ!という気持ちを持ってほしいのです。こんな人間になりたい!と いう夢を持ち努力を続けていってください。』

先生のこころからの未来への励ましのメッセージに、胸が熱くなりました。