2012/09/07

【 白米と糖質の関係 】

ご飯(白米)1杯を角砂糖に換算すると12個になります。おかわりしちゃうと24個の角砂糖になってしまうんですね。

糖質は100%血糖に変わるので、ご飯を食べると血糖値が一時的に上昇するのは避けられない生理現象です。お菓子や清涼飲料水などの甘い物などで私たちの体は常に血糖値の変動にさらされています。

白米を食べると食後1時間まで急激に血糖値が上昇し、そこからは急速な低下に転じます。こういった急激な変動を抑えるには玄米を中心にした食事にするか、白米を控えめにした食事にするか、食べる順番を考えるかになります。

研究者の中には主食である白米を食べないように!と主張される方も増えています。

この議論に最終的な結論が下されるのはかなり先でしょう。

また、私たち日本人に白米を食べるな!というのは心理的にも大きな負担があります。日本人はみな白米で育ったわけですから。

そこで、同じ量の白米を食べても血糖値の変動を抑える方法を記述しておきます。それは食べる順番です。

理想的な食べ方は

味噌汁 → 野菜 → 肉、魚 → 白米

が血糖値を上げにくい順番になります。

この反対をすると血糖値が大きく変動して体に負荷をかけてしまいます。

GI値が低い順番に食べると血糖値の変動は緩やかになります。

野菜の煮物や煮浸しは古くさいと敬遠されがちですが、健康面を考えるととても合理的な料理なのです。これらでお腹を膨らませて白米の摂取量を抑えて血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのですから。

<参考文献>
http://www.youtube.com/watch?v=b2fFR4HlELM&feature=em-share_video_user